訪れ

作者名
宮澤 賢一   (ミヤザワ ケンイチ)
作品サイズ
F100
作品種別
油彩
詳細
海辺で色彩鮮やかな衣裳をまとって立つシテ。背景に広がるのはたそがれゆく海。あの3.11の惨事が想起される。「訪れ」とは、死者たちの魂が、守護神となって新たな命を守るため訪れるということだ。寄せくる波のうねりのなかに声なき叫びが、渡る松風のごとく響いてくる。シテがうつし世の女人として今日も砂浜に立つのだ。文/佃堅輔(抜粋)
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